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2010年9月

『ひかりごけ』~知床岬へ向けて~

10月8日には羽田空港から中標津空港へ向けて旅立つairplane
長年憧れていた、『知床岬』突端までのルートを歩くためであり、到達するためだ。どんな自然があり、その景色や生物はどんなであろうか。私達の日常では知りえない、人間の営みのない場所へお邪魔してくる。
志水ガイドの企画で、今のところ男性1名、女性2名の予定だ。それに先駆けて、志水ガイドから本とDVDが送られてきた。
以下の物である。003_2
右は絵本だが、まさに今回私達が辿る羅臼から始まり、相泊から道なき道を海岸線沿いに知床岬までの冒険をした‘ふるさと少年探検隊’の実録である。
その行程での苦労や感動、知床の自然や歴史などについてが絵本で描かれている。
自分はこの子供達と同じように、いやそれ以上にワクワクしているのだ。004_2

そして文庫本の‘ひかりごけ’は、陸軍の軍需物資を積んだ船が、真冬零下40℃の知床半島に座礁。漂着した4人が寒さと飢餓の極限で、先に死んだ人の肉を食べて生き抜いていくというストーリーだ。それが事件として扱われ裁判が行なわれるのだが、この極限の状態における生と死。生きるために死んだ人の肉を食べることは罪だろうか。戦争で人を殺すことは罪ではないのだろうか。
人間の根源に迫る、目を背けたくなるような内容だ。これが人間なのだとも思う。
見終わってから尚、考えさせられる。

知床は美しいだけではない。
自然とはそういうものだ。

自然への畏敬の念をさらに感じながら、知床岬への道のりを身体で感じてきたいと思う。

事前にメンバーにこうした資料を送ってくれる志水ガイドに感謝である。思い出に残る知床になりそうだ。

2010.9.28(火)という一日

今日は午前中は職場の健康診断で、横浜関内へ行ってきた。
身長・体重・血圧・腹囲・視力・聴力・心電図・胸のレントゲン・採血・胃透視というメニューである。便尿は持参だ。
それにしても胃透視は何度受けても辛い。まずバリウムを飲むことの苦しさ、そしてその状態からアナウンスに合わせて右へ左へと身体を何度もグルグルと回さなければならない。さらに検査後には下剤を2錠服用するbearing 体力消耗だ。
しかしせっかく横浜へ行ったのだからと、ICI石井スポーツと、横浜駅東口へ移転したカモシカ(いずれも登山用品店)を覗く。
登山靴がボロボロなのだ。山行中にソールが剥がれるなんてことのないように、新しいのを買うか、靴底の貼り替えをするかなんて考えながらこの夏は過ぎてしまった。
そしてとうとう買ってしまった001

LOWAの最もオーソドックスな軽登山靴である。
一見重登山靴に見えるがとても軽い。そして靴底がわりと柔らかいのだ。私はテント装備で履く重登山靴は他に持っているので、これは山小屋装備までの無雪期登山用になる。
丹沢など岩稜でない山ならば、トレイル用のスニーカータイプが歩き易い。
さてこの靴のデビューはどこになるだろう?

バリウムの影響がなくなった14時過ぎにお腹が空きだした。
若い頃に好んで行っていた‘イタリアントマト’に久し振りに入ってみた。入った瞬間に「違うeye」と思った。何が違うって、店内の雰囲気が以前とは全然違うのだ。私の学生時代には、女子大生やOLが中心の明るく清潔でフレッシュなイメージだった。今も客層は女性中心で若い子が多いのも同じだったが、店内全て喫煙になっていたのだ。狭い店の中は白い煙とタバコのにおいが強烈で、タバコ片手にスパーッとふかしながら、もう片手では携帯電話をいじっているmobilephone 善し悪しではなく、ムードがあまりにも昔と違ったので私の好みとは違い愕然としたのだった。それでも入ってしまったので、しっかりシーフードスパゲッティーとサラダ、コーヒーはいただいた。味はまずまずdelicious値段はファミレスレベルだった。おまけにケーキのお持ち帰り用を購入happy01 でも、また入りたいとは思わないなぁ。ただ、タバコを吸う人にとっては、そういうお店が少ないだけに貴重なんだろうな。
横浜から一度帰宅し荷物を置いて、夜からは大船で山仲間との飲み会。
その前に母の所へ面会。大船へ行くので車で行くわけにはいかず、17時を過ぎたけれど、裏山を山づたいに近道をすることにした。薄暗い山道ってかなり怖い。しかもルート上は、火葬場から始まり、動物のお墓、普通の墓地、そして途中途中には五輪ややぐら、防空壕があるのだ。ただ一気に駆け抜ければ、普通の道路を行くより20分くらい短縮できる。怖いところは15分程度なので気合を入れればなんとかなる003coldsweats01

途中にこうして花があると、恐怖心も紛れるというものだ。

004
彼岸花が見頃で、あちらこちらに咲いていた。一番きれいに群落で咲いていた場所は暗かったので、携帯での撮影では全くボケボケになってしまった。

無事に住宅地に抜けることができ、いつも通りに面会を済ませ、バスで鎌倉駅→大船駅へと向った。Dvc00001

そして懐かしい山仲間との飲み会beer
山岳会に所属していた頃の同期生の女性。
そして労山登山リーダー学校の講師であり、私にとっては永遠の山の師匠である大先輩方と楽しいひと時を過ごした。

山といっても色々ジャンルがあり、読図を楽しみ、道なき道を歩くYさん。岩登りでは自分の名前のルートを持つIさん。T女史はゲレンデクライミングとハイキング。私は一般縦走、トレイルラン。
嗜好はバラバラだが、山が好きというのは共通している。私は山に行ければ手段は問わない。岩も沢も雪もいいし、道なき道も迷わないなら歩きたい。
また皆で山を歩ける(登れる)機会があったらいいなぁと話しながら、さて実現するかどうかはT女史にかかっているようだwink

最後は何故かグループホームの話しになった。山仲間に限らず、私の周辺では老後を考える人達が増えてきてこの種の話題は多い。聞いていると本気のようで、まだまだ遠い話のように感じられるが、実は私が多分一番本気で老後?未来を想像している、計画しているんじゃないかなぁ。もちろん常に状況は変わり、計画なんてあってないようなもの。でも未来を考えるのはとても楽しい時間なのだ。何故か不幸な自分を想像できない(他人から見れば不幸な図でも)から、つくづく幸せな性質だと思うconfident

第10回 WEB杯 銀メダル獲得!

2010.09.26(日) WEBマラソン練習日記による、『第10回 WEB杯』が綱島の鶴見川河川敷で開催された。
綱島駅に08:30集合、ゾロゾロと皆で河川敷へと歩いて移動。001

今日はいいお天気だsun
お子さんの運動会が雨天延期になり今日この日と重なってしまい出走できなくなってしまった人が数名いた。

結局総勢スタッフ6名+出走者13名(男性11名・女性2名)であった。003

先日、このレースのための試走会に参加しているのでコースはわかっているし、全く初めてと違って落ち着いた気分だった。
ほとんどの人が着ている水色のTシャツには‘WEBマラソン練習日記’と書かれている。そしてゼッケンを付け、レースムードが出てきた。011

レースは10km走で、自己ベストタイムを申告すると共に、それによってハンディがつき、時差スタートするというもの。
私は10kmの記録をとったことがないのでわからないが、いつもスポーツジムではトレッドミルで10kmを1時間で走っているのでそれを申告した。
女性参加は2名だが、1番にもう一人の女性がスタートし、その1分後に私が2番手で出走した。
そして結果は2位。51分10秒という記録だった。私にしてはかなり上出来だったと思う。
ハンディの少ない人達が後から後からゴールしてくる。
このコースは出発地点であり、ゴール地点である場所から左右に1.25kmのところを折り返し2往復するので、走っているメンバーと何度かすれ違い、エールを送りあえるので励みになり頑張れるrun なんでも一所懸命やるというのは気持ちのイイことだ。015

出走者全員が折り返したところで、折り返し地点で幟を立てて待ってくれていたスタッフが戻ってくる。

こういった幟にしても、ゴールテープにしても、グッズがあってスゴイなぁーと感心した。017

レース後は、これまた下見済みの‘東京園’という日帰り温泉施設spaで打ち上げbeer
ここは持ち込みOKなので、お酒(ビール、焼酎、日本酒、ウイスキー、缶チューハイなど)と食料が豊かだった。018

しかも手作り料理で、ボリューム、種類、味と何をとっても素晴らしい。作って下さったHDCP杯会長の奥さまに感謝しきりである。
これだけの料理は日々やっていなければ絶対できないものばかり。
会長は幸せだなぁ。51046160_thumbnail_v1285594959019

そして表彰が行われた。
この通り、銀メダル獲得である。
もっとオモチャのようなメダルを想像していたので、ずっしりと重いこのメダルを手にした時、この2位が価値あるものに思えてくるから不思議なものだ。

一言スピーチで、今度は40分台を目指すなんて言ってしまったので、言った以上は結果を出すぞsign01
「追い込みをかけていく」ような走りを続けることでタイムは伸びてくるという。時間との闘いは自分との闘いだ。来年の富士山頂コース完走のためにも、冬をサボらず頑張らなくては!と思うのだった。
仲間と同じ方向に向かって真剣に取り組むということは、本当に楽しいことだと思う。一所懸命であればあるほど達成感もある。
これからのシーズン、トレイルラン、そしてマラソンレースにもポツポツと参加しながら力をつけていこう。あー楽しかったnote
 

おもろいお寿司屋さん

今日は仕事関係の人からお寿司をごちそうになった。
そのお寿司屋さん、ちょっとメニューが面白い。001

こんな具合である。私たちが食べたのは、普通の特上握り鮨だったが、それも写真に撮ったのに保存できていなかった。ショックcatface

普通の握り鮨から比べると、とにかく大きい。一貫を食べるのに3口はかかる。
最近は、小さなお寿司を種類多く食べるのが良いと思っていたが、なかなかどうして、大きいネタは食べ応えがあって、しっかりひとつの味を堪能できる。

一人では入れないお店に行くというのは楽しいものである。
あと、私が一人で入れないのが焼肉屋さん。それからかなり勇気がいるのが、吉野家などの牛丼系や、混んでいるカウンター席のラーメン屋さんnoodle どれも結構好きなんだけどcoldsweats01

明日のWeb杯に向けて、栄養満点、食べ過ぎ、身体が重いdown この全部を発散する勢いで頑張って走るぞsign01

☆・・・お誕生日・・・☆

9月23日(木)秋分の日は母のお誕生日birthday
でも日勤だったうえ、少々残業になり、母のもとへ辿り着いたのは19時を過ぎていた。遅い面会は施設に迷惑になるだろうなぁと思いつつも、1年1度のお誕生日とあってはどうしても今日この日に会いたいのだ。002

そしていつもと同じように、温かいタオルで顔を拭いて、髪をとかし、口腔ケアをして、それからあれこれ…

そうしたら介護職員さんがやって来て、「今日はお誕生日なんですけれど。」と私に向かって言った。「はあ。」と答えると、「着る物は色々お持ちですし、他にも何でも持っていらっしゃるので、考えてアイスクリームをお誕生日プレゼントpresentに用意しましたconfident」と言ってくれた。ちょっと驚いた。母はもうアイスクリームは食べられないからだ。職員さんはもう半年以上母の口には何も入れてはくれていないのだから、知ろうはずもない。きっと私が数ヶ月前にはセッセとあげていたのが印象に残っていたのだろう。でも何よりその気持ちheart01が嬉しいではないか。私のようにしょっちゅう通って来て、身の回りの物もあれこれ先々用意されては確かにプレゼントには困るだろうってことは容易に想像がつく。
せっかくなので早速ハーゲンダッツミニのバニラをいただいた。ほんの少し溶かして、スポンジに含ませて口の中に入れてみたけれど、今日は調子が悪いようで、全然噛むこともしなければ飲み込むこともなく、少々ムセてしまった。一口すら無理だった。…そんな日もあるさ。
HAPPY BIRTHDAY TO YOU~notesと歌って、生まれたこと、生きていることに感謝とお礼を伝え、色々お話しをして、温かい時間を過ごした。

最近、胃瘻の挿入部から緑膿菌が出ているように思う。常在菌ではあるが、抵抗力が弱っているので増殖してしまっているようだ。不安の種は尽きないが、できることをして母の生命力を支えたい。一日一日が大切な日だ。

認知症になるまでは、遠く離れている時も、私のお誕生日を一度も忘れることなく祝ってくれた母だった。私も母の誕生日を忘れたことはない。これからも毎年一緒に祝いたいshine

八ヶ岳(硫黄岳~横岳)

このところ仕事で事務作業が重なり心身共に疲れがたまってしまった。こんな時こそ山で発散したいところだけれど、登山天気予報をみると晴れsunは関東の南側、そして富士山くらいだ。でも富士山は気分転換にはならないし、希望的観測で正午から晴れマークの八ヶ岳へ行くことにしたrvcar

2010年9月21日(火)諏訪南ICで降り、ファミマに寄り、0時頃に美濃戸口に到着。4時まで寝るsleepy トイレtoiletは1回¥100、ウオシュレット付。車を舗装してある場所に駐車すると¥500のようだ。
美濃戸まで車で入れるとは思っていなかったので、美濃戸口から登るつもりでいたが、4時を過ぎると数台の車が林道へ入って行ったので、体調も芳しくないし、私も美濃戸まで入ることにした。
駐車場は連休明けとあって空いていた。手前の赤岳山荘で1日¥1000の駐車料金を支払う。
今日は身体に優しい山登りというつもりで、硫黄~横~赤~阿弥陀と時間をみながら歩こうと思っていたが、結局のところ時間の問題ではなく、硫黄岳稜線からの激しい暴風と展望ゼロの状態から、地蔵尾根から下山することにした。

【コースタイム】美濃戸05:46→赤岳鉱泉06:57→硫黄岳07:55→硫黄岳山荘08:14→横岳08:43→三又峰08:53→地蔵ノ頭09:27→行者小屋09:49→美濃戸10:51

006美濃戸から北沢コースをとる。
まずは林道歩き。曇りcloudで空がなかなか明るくならないため、写真はブレるし、熊が出そうだし、元々お疲れモードなので気分が上がらない。
今の時期にしっかり咲いていた唯一の花はトリカブト。007

この沢を渡るとようやく林道とお別れで、歩き易い?登山道へ入る。

009
こうして沢を幾つも渡るが、全て木道などの整備がされているので心配ない。
さすが八ヶ岳だ。

011なんだかアプローチのようななだらかでいい道のままに赤岳鉱泉に着いてしまった気分。最近、急登を多く登ってきたせいか、全然登った気がしない。

010
小屋の横にはクライミングボードが設置してあった。
なんともリッチでお洒落な小屋だ。012 
喉も乾かないため、そのままスルー。

赤岳鉱泉を過ぎると、しばらく九十九折にやや急な登りが出てきて調子が乗ってくる。
雨は降っていないのだが、ガスがずっとかかっているので濡れてしまう。
稜線に出る前に、ザックカバーを付け、雨具の上着を一番上に出しておく。

014
樹林帯を抜けると途端に暴風が吹き荒れる。
しばらくそのまま歩いていたが、途中から防寒用に雨具の上だけ着用する。

016

硫黄岳には何度か来ているが、大体こんなガスと強風に遭っている。
ケルンの存在が有難い。

046

硫黄岳 2760m
もの凄い風なので、三脚を短いまま脚を石で固定しての撮影だcamera
この時点ではまだ突風が吹いたり、一時的に止まったりという具合だった。

018

しかし、ここから進むに連れて、暴風が常に吹き、時に突風typhoonが身体を持っていくほどの強さで殴るようであり、回るようでもあった。息を吸うのも苦しくなる。
ザックカバーは飛ばされ、運良く三脚に引っ掛かったので仕舞い込む。
時に足を踏ん張り体勢を低くして立ち止まったりしながら一歩一歩を確実に踏みしめながらの前進となった。
不思議と引き返す気持ちには一度もならなかった。

047風は西側から吹きつけている。
ここは東斜面なので優雅に写真も撮れるhappy01

020

この鎖場を乗越すと西側へ出るsad 慎重に慎重に。
こんなお天気でも人がいるのが八ヶ岳。
人に会うと心強くなるものだ。

048
横岳 2829m
これは居合わせた方が撮ってくれた。

結局のところ、一番突風が吹き荒れていたのが硫黄岳山荘前後で、あとも暴風ではあっても立ち止まるような風ではなかったので恐怖心はなかった。

正午から晴れsunのはずだったが、どうも無理っぽい。

049
景色も花もないと、こんな写真しかないわけで…coldsweats01

033時間的には十分なのだが、ずっと強風にあおられ続けたので、手が冷たくなってしまった。展望も何もないのでこれ以上、稜線を歩きたくない。赤岳、阿弥陀岳もただピークハントするために行きたいわけではないので、今日のところはこのまま地蔵尾根から下りることにした。

034 鉄板の階段が多い。そして歩く人によっては落石を落としやすい道だ。

035
途中、団体ツアーが2組いたが、リーダーの方がマナーが良く、メンバーに指示を出して直ぐに道を譲ってくれてありがたかった。

樹林帯に入れば無風。
雨具が暑くなり、ここ行者小屋で脱いでそのまま一気に下山。

036下山は南沢。
北沢に比べると、大分下の方まで涸れ沢だ。
道端にかろうじて咲いていた花。

039八ヶ岳の森は、こうして多くが苔に覆われている。


040大きな岩の間を流れる清水。041

あっけなく美濃戸へ帰ってきてしまった。
青空になったら、このまま八ヶ岳のどこかの山へもう一座登ろうか?などと考えもよぎったが、結局空は厚い雲cloudに包まれスッキリしなかった。

045
赤岳山荘でソフトクリームを買う。
これがスゴク粘着度の高いアイスクリームで、全然溶けて垂れるということがない。ねっとりというか、ガムのような弾力がある奇妙な食感だった。044

駐車場は結構いっぱいになっていた。
八ヶ岳人気はやはり高いupwardright

道端にはコスモスが揺れていた。

この後、‘樅の湯 spa’で汗を流し帰路に着いた。

今回の山歩きは久し振りにお天気が不安定だった。雨が降らなかったことと、風は暴風ではあったが冷たい風ではなかったことに助けられた。
これから秋山に入る前に、気持ちを引き締める良い教訓となった。

快晴の日に、ぜひとも硫黄~横~赤~阿弥陀を歩きたいと思う。   

    

燕岳~東沢岳<中房温泉から日帰り周回コース>

台風9号が去り、9月9日は午前中に余波があったが、10日は確実に快晴sunのはず。なんだか身体がだるくてどうしようか迷って出発が遅れてしまったが、結局北アルプスを目指すことにした。
9月10日(金)0時過ぎに梓川SAに到着。車中仮眠sleepyもう夜は窓を閉め切って寝ても暑くはない。4時起床clock やはりかったるい。ダラダラと洗面だけ済ませ、4時半に出発rvcar5時頃には中房温泉下の町営第一駐車場に到着。038

これより上には多分?有料駐車場が1ヶ所ある。その奥は日帰り入浴や中房温泉への宿泊者専用駐車場となっており、ロープが張られていた。
040

第一駐車場から登山口までは、舗装された車道をくねくねと登って7分かかった。
駐車場には簡易式トイレtoiletはあったが、登山口に立派できれいなトイレがあるのでこちらの利用がいいだろう。

登山口は標高1462m

【コースタイム】中房温泉登山口05:40→富士見ベンチ06:49/06:53→合戦小屋07:07/07:10→燕山荘07:44/07:52→燕岳08:19/08:24→北燕岳08:43→2723mピーク前08:50→東沢乗越09:19/09:24→東沢岳09:51/10:03→東沢乗越10:26→ブナ平11:22/11:24→中房温泉宿11.:51→中房温泉登山口11:55041

まずは笹に覆われた樹林帯を登って行く。樹林帯とはいえ、明るい雰囲気だ。

046

初めて展望が開けた場所。

あの稜線は大天井岳かな?まだ行ったことがない。ぜひ行ってみたい山の一つである。
ここで単独男性を抜いたら、「私が今朝のトップバッターでしたから、ここから先はトップですよ。」と言われた。彼は大天井岳方面へ行くという。羨ましいなぁ。051

こんな掘れた道もある。
いずれにしても、サクサクとした歩き易い足元だ。

053

富士見ベンチ 
ここまでにも広場であり、ベンチが設置されており、整備の良さと人気のルートであることが伺われる。054

富士見ベンチというだけあって、真正面に富士山が雲から頭を出しているfuji057

合戦小屋
お洒落な小屋だ。
私がここに来たのは、約10年前の1月。
初めて利用したガイド山行だった。冬季は穂高駅から徒歩で中房温泉までの長い車道歩きだ。1泊目が中房温泉。2泊目で燕山荘、ピークを踏んで下山という行程だった。
女性ガイドさんと、年配のお客さん4名と一緒だったが懐かしいなぁ。

059

下界には雲があるが、頭の上は真っ青な空が広がっている。069

槍が見えてきたsign01カッコいいな。065

稜線の中央に燕山荘が見える。もう少しだ。

071

雲海も絵になるよなぁ~

074

合戦尾根、最初で最後の鎖場。
特に鎖は必要ではないかな。


083

木苺
摘まんでみようかと思ったけれど、数があまり多くないので辞めておいた。

081

燕山荘直下辺りはこの時期でも花が多い。082

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正面に見えている峰は、餓鬼岳へ行く時にアップダウンしながら歩いた、長い長い道ルートではないだろうか。

085

最後のひと登りはアザミが両側でお出迎え。

087

燕山荘のテント場
2つだけ張ってある。ここは絶景で素晴らしいテン場だなぁ。
ススキが秋らしくていい感じでしょ。094

燕山荘 
立派な山小屋だ。
外には従業員らしき人3名と、登山客1名が休憩中だった。

091
看板の後ろ西側には、先日登った湯俣岳、真砂岳、野口五郎岳などが連なっていると思われるが、どれがどれだかサッパリわからない。

001
そんな私にも槍ヶ岳だけはハッキリとわかる。カッコいいものsign01
こうして見ると、1泊なら行けそうな気がしてきた。004

こちらは北側のこれから向う燕岳。
白い砂礫と奇岩がニョキニョキ立っている。不思議だなぁ。

095

さあ、北燕岳までは奇岩を眺めながら、景色を眺めながらの楽しい稜線歩きだ。

010
岩の間を縫うように…099

アートだなぁ。

013

白い砂礫、夏ならばここにコマクサが咲くのだろうか。
今はハイマツしかない。

後方にトレイルランと思われる男女が現れ、セルフタイマーを撮っているのが少々恥ずかしかったsweat01

021

燕岳山頂 2762.9m
大きな看板はなく、この石の標識と三角点だけだった。山頂そのものは狭いが、その周辺には岩に腰掛けられるような場所がいっぱいある。

022

360度の大展望。
こちらはこれから向う北燕岳方向(北側)から西へと首を振ったパノラマだ。

023
上の続きで、西から南への展望。017

歩いて来た道を振り返る。
燕山荘が稜線中央から全ての山々を見渡しているかのようだ。

燕山荘の後方は大天井岳に続く表銀座コース。

020

そしてこれから歩く北燕岳への稜線。

024
見飽きない風景の中で休憩、食事タイムriceball

真夏ならば平日でも人が沢山いるコースだろうに、カップル1組と頂上を交代してから前後に人影なし。
陽射しは強いが風は涼しく、この服装のままでは長く止まってはいられない。

102
燕岳山頂を後にする。
てっぺんに三角点。

103
直ぐ先が北燕岳。
稜線を行くコースと、下方の西斜面から岩場を巻くコースがある…のだと思う。
私は迷わず稜線コースを進んだ。108

東斜面には緑と花が豊かだった。

109
看板の大事なところがチョン切れてしまっているが、多分ここが‘北燕岳’112

実はこの先が大変だった。どの辺りから登山道を外してしまったのか今もわからないが、岩場の稜線をそのまま行った。その岩場はそれまでとは違い、岩を一つ乗越すといきなり目の前が切れ落ちているような危険な所で、掴まる場所もない。これは地図でいえば点線ルート、またはバリエーションといってもおかしくないよな、なんて考え始めたところで「間違えたんだ!」と気が付いた。よく見れば、東斜面下方に登山道が見えていたshock  さて、どうやって下りるか。元来た道も危ない。仕方なく前進し、急斜面だがザレて高さが一番低いところをしゃがみ込みながら必死で滑り下りた。冷や汗、あぶら汗sweat02今回の最大のピンチだった。反省weep

あとは快適に北東へ進むと、ひとまず稜線最後の2723mピーク目前の下降地点である。

115

槍ヶ岳に別れを告げ、こちら南東方向に見えるは八ヶ岳と富士山fuji122

チングルマの群落。
夏場は多種類の花々が斜面いっぱいに広がっていることだろう。123 120

124

あとは樹林帯を「こんなに~?」と感じるくらい、東沢乗越まで下りていく。

127


東沢乗越 2253m 分岐。
しばし休憩をはさんだ後、東沢岳へと樹林帯を登り返す。

131
手の平とあまり変わらないほど大きな笠のキノコ。

133

リンドウはルートを通してよく見られた秋の花。
136

158

155

156

137_2 視界が開けると、ハイマツとシャクナゲに囲まれた登山道となる。145

東沢岳 2497m
山頂標識はなく、この三角点のみ。

山頂から見た、東餓鬼岳だ。
ほとんどアップダウンが無く稜線づたいに行けると思い、東沢岳を踏んでから途中まで行ってみたが、踏み跡はあるものの、ハイマツの薮漕ぎがずーっと続くので、時間的にも体力的にも無理だと判断して途中で引き返す。

139山頂では中房温泉で働いているという単独女性と会い挨拶を交わした。その彼女に撮っていただいた燕岳をバックにした山頂写真camera144

縦走路が続く、餓鬼岳~唐沢岳へ尾根。

148

山頂付近にはこの‘クロマメ’が沢山実っていた。これはブルーベリーに似て美味しいと彼女が摘んで差し出してくれたので食べてみる。うん、甘酸っぱい。
彼女は午後から仕事だということで、先に下山される。「ここから中房温泉までは2時間半で降りられますよ。」と言っていたが、コースタイムでは3時間40分とある。ちょっとビックリeye
028

眼下には高瀬ダムの湖面が緑をたたえている。152   

東沢岳山頂を振り返る。

これで今日の北アルプスの展望は終わりとなる。
あとはもと来た道を東沢乗越まで戻り、中房川沿いに中房温泉まで下りていく。

161

急な斜面が九十九折りとなって河原まで続く。

162

西大ホラ沢出合

163
先行した彼女に再会。ここの水は美味しいと言われ、ゆっくりと水を味わう。美味美味。
これから沢沿いで水は豊かなので汲むことはせず、水筒はコップ代わりなのだ。164 171

沢沿いに咲く花も今の時期はやはり紫色だ。

途中、登ってくる単独男性2名とすれ違うが、いずれも話し掛けてきてくれたので立ち話。「このルートを下りるのに燕山荘で止められませんでしたか?危険なんですよね。」と訊かれたが、確かに崩壊ヶ所はあっても、あの北燕岳の道迷いを思えば全然なんともなかったので「大丈夫ですよ~。」と気軽に答えてしまった。でも、ホント、ゆっくり行けば大丈夫。166

沢を何度も右へ左へと渡るが、いずれの場所にもこうしたペンキマークやリボン、ケルンがあり、わかり易かった。台風後のわりには水量もさほどではなく、渡渉で困ることはなかった。

167

ただ、沢沿いとはいえ、高巻くところ?も多く、結構なアップダウンがある。沢から一気に急斜面を登ったりするので、甘くみてはいけない。168

大きなシダが群生していた。177

 

広い沢にまた出てきた。
静かで気持ち良い沢だ。帰りを急がないならば、ゆっくり休憩したいところだが、できれば通勤の渋滞を避けられたらいいので…178

堰堤が幾つも続く。180

この吊り橋を渡ると目の前が中房温泉の宿の一番裏側に出る。

標識に‘白滝の湯’とあったので、よほど寄ろうかと思ったが、まずは車に戻ることにした。
その後、中房温泉日帰り入浴のところで訊いたら、「この先は宿泊者以外入場禁止です。」と言われた。そうか、知らずにあのまま行っていれば入れちゃったんだsmile
183 

中房温泉の正面玄関。
‘秘湯を守る会’の提灯がぶら下がっている。037

中房温泉の日帰り入浴施設を利用。

まだ新しい感じで、木造りで気持ちの良い温泉だった。

032

浴槽は2つ並んであり、熱めと温めということだったが、熱めでもさほど熱くはない。
笠があったので、日除けに被ってみるconfident
おお、気持ちいいspa

山も温泉も満足。空いていたし、お天気は快晴で充実した一日だった。
出発前のだるさはどこへやら?

   

雨上がりには雑草取り

いや~っ疲れたdash 山登りより堪えるよsign01
台風9号typhoonが熱帯低気圧に変わり通り過ぎた今朝、雨上がりは土が柔らかくなり雑草取り日和だ。近頃休みといえば山へ登っていたので庭がいつの間にやらぼーぼーになっていたのだ。003

酷いでしょcoldsweats01 これじゃあ家の周りを一周することもできやしない。
長袖、長ズボン、長靴を履いて首にはタオル。帽子も被って虫避けスプレーを全身にかけて出陣だ。
朝7時過ぎから14時前まで集中的に頑張った。006

 

見よ!この成果を。ここだけじゃないよ。家の周りをぐるっと全部取ったのだ。ずーっと屈んでいたから腰が痛い。それから根こそぎ取るから力が入り、指先も痛いbearing
おまけにもう一つ。005

これね、我が家はセメントで固めた駐車場の上が一部庭になっているのだが、そこに人工芝が貼ってある。
以前はきれいなグリーン色だったけれど、いつの間にやら黒く硬くなり、人工芝が変質してしまったとばかり思っていた。
少なくともそうなってから7年以上は経つ。
今日はヒョンなことから、その黒いのが一部めくれ、下から緑の人工芝が顔を出したeye
驚いて引っ掻いてみたら、取れるではないかsign03 でもこれも力がいるんだ。雑草取りですでに消耗していたので、全部とはいかなかったけれど、こんなに緑が戻って嬉しくなった007

そして終わる頃には、蚊に刺された数、顔3ヶ所、首1ヶ所、耳3ヶ所、腰1ヶ所だ。
山で刺されると、ずーっと痒くて跡にも残るが、下界で刺す蚊においては、刺されて直ぐは凄く痒いけれど、その時点で触らず我慢すると治まるのが早くて跡にも残らない。
なのでもう大丈夫sign02

丹沢で沢登り~セドの沢左俣遡行・右俣下降~

9月4日(土) 志水ガイド主催の‘夏山を語る会’という懇親会に参加した。
これは定例会で、毎年この時期に戸沢山荘で行われる。
003

大倉の水無川にかかる‘風の吊り橋’だ。夜は品良くライトアップされ、いいムード。

いつもなら夜勤明けは仮眠をしてから活動を始めるが、土曜日とあっては夕方になるほど渋滞が激しくなり、藤沢を通過するまでに2時間を要してしまう。そこで今回は用事を済ませた後、寝ずに丹沢へ向った。渋滞はあったものの16時少し前に出発し、19時過ぎには戸沢山荘へ到着した。016
屋外バーベキューは既に始まっており、牛肉・エビ・イカ・サザエ・厚切りベーコン・砂肝・野菜色々・油揚げ巾着などなど、それはそれは沢山の物が網にのせられていた。
お酒もビールからワイン、日本酒など豊富である。ただ私は自前の緑茶japaneseteaだが^^;
この丹沢だけで顔を合わせる方、初参加の方、常連さん、それぞれ一人ずつを志水ガイドがエピソードを交えて紹介してくれる。そして仲間になる。010_2

夏の終わりのミニミニ花火大会。
子供の頃によくやった、数種類の花火がパッケージされたセットで楽しんだ。
皆、童心に還っているようだった。

酔ってダウンする人、今日はガイドで滝郷沢があったこともあり、疲れて休む人など、それぞれに小屋の中のお布団に滑り込む。

私も寝不足だったので22時に退散させてもらうsleepy017 

9月5日(日) 皆さん早起きだ。5時前から活動が始まっていた。

小屋の方がお釜でご飯を炊いてくれるの図。 これがメチャメチャ美味しいのだ。
朝からおかわりして食べてしまった。

そしてお昼の食事として、おにぎりを持たせてくれるriceball

021
8時半、戸沢山荘出発。

セドの沢左俣を遡行し、右俣を下降するというガイドプランだ。

参加者は男性3名、女性3名、そしてガイドさんという総勢7名のパーティだ。
沢登りとしては、多い人数なので、いかに無駄なく安全にザイルを使い、明るいうちに下山できるかがガイドさんの腕の見せどころでもあるようだ。

まずは戸沢山荘の奥、水無川本谷方向へと入って行く。

ここは堰堤越えだ。

023 

いつもの一般登山道と違って歩きにくい。

志水ガイドが先頭を行き、今日沢登り初チャレンジとなる女性が2番手を行く。

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途中で水無川本谷とセドの沢との分岐がある。
きちんとわかりやすく表示がされていた。

セドの沢左俣は3~5mの小滝が連続し、最大13mの大滝が1本ある。

滝の高さ、足場、諸々勘案して、フリーで登るか、アンザイレンで登るか、2人同時確保で登るかなどの指示が飛ぶ。

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動いている分には、暑くも寒くもなく、ちょうど気持ち良い程度の気温だった。
032
久し振りの沢登りだったので、滝を登る時には一段と足の置き方が慎重になり、遅くなってしまった。
すると、「リードで一番大事なことは安全に確実に登ること!セカンド以降はとにかく速く登ること!!」と檄が飛ぶ。
毎度言われていてわかっちゃいるけど、いくら確保されていても落ちたくはないからねcoldsweats01「は~い」といい返事をしながら、やっぱり慎重に登るのだ。

ここが大滝 13m
登っているのがリードの志水ガイド。

この滝は、2本のザイルを垂らし、2人が少しズレながらも同時に登って行った。
登るスピードの違う2人を同時に確保する技術というのは難しいことだろう。

ここはわりと足場がしっかりしていたので、長さのわりには怖くはなかった。

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志水ガイドがリードしている時の確保は、ここ2年前後、一番ガンガン沢やバリエーションに挑んでいるAさんだ。
1年前にお会いした時とは全然ザイルワークが違う。私は相変わらず何もできないが、彼女は先の動きをしっかり読んで適切に行動している。カッコ良かったlovely

ちなみにこの写真は大滝の次の場面で、緩~く持っているところ。 039

こちらは先に登らせてもらい、後から登ってくる人を滝の上から撮影 camera046

‘サガミジョウロウホトトギス’という、丹沢のセドの沢にしか無いと言われている貴重な花だ。これはまだ蕾である。Sagamijyourou

こちらが開花した状態。
開花は一輪だけで、時期としてはもう少し後の方がいいのだと思われる。
小規模ではあったが群生していた。

セドの沢右俣でもわずかにあったが、そちらはさらに蕾も小さく固い状態であった。

048

この時期でもアジサイがある。052

今回は上部まで詰めず、この大岩のところを沢登りの終了点として、書策新道へと登ることになった。

050

その終了点でAさんと記念撮影。
背後に志水ガイド。

053
沢登りは、水がなくなってから登山道に出るまでの道のりというか、詰めなどが結構大変なものだ。
ここは書策新道に直ぐに出られたので楽だ った。056

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055視界が開けると、ガスが出ていて展望は望めず。けれど、それはそれで雰囲気があるものだ。

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書策小屋跡で大休憩。
その付近はススキがそよいで秋を感じさせてくれた。

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登山道脇の大きなアザミ

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この葉ももうじき全て紅く染まるのだろうか。

077

行者ヶ岳方向へ登山道を少し下りたところの鹿避けの柵に沿うように登山道から外れ、セドの沢・右俣へと下って行く。

下りは岩や石が崩れる急な箇所を通過したり、どんどん下りて行くので写真を撮っている間がほとんどなかった。
待っている場合でも上からの落石を気にしていなければならないのだ。

下の白い物体は多分、鹿の顎の骨と思われる。右俣の数か所、滝つぼの辺りなどに多くみられた。

085

F7・10m、F6・2段 35mの滝では、写真を撮る余裕がなかった。
すごく久し振りの懸垂下降。ただでさえ苦手なのに、ビビってしまった。

ということで、こちらはその大滝を終えてのF4・8mの滝。

089
F3・8m

大分慣れてきて、次に降りる順番待ち。
覗きこむ方が迫力があるか。

この滝が終わって間もなく下ると、遡行で使ったセドの沢・左俣と合流する。

091

F1・5m
この後直ぐに水無川本谷と合流する。
はっきりとした看板が出ている。

092


水無川本谷F1、最後の滝を下り、戸沢山荘へと戻った。15時過ぎだった。

戸沢山荘前で反省会をしてから解散。
車に相乗りをして、山岳スポーツセンターでシャワーを浴びる人、スパ等へ向う人、それぞれ。
私は早く帰れる方が良かったので、シャワーを浴び、帰路についた。

滝以外でビックリしたのは、皆さんのシャワーの早いこと!! 全力で浴びて着替えたが(ドライヤーもお化粧もせず、髪もふり乱し!?)それでも駐車場へ行くと、「遅いよ。」だってぇ~~~ 15分程度だったと思うけどなgawk  何事もスピーディーな志水パーティだった。

ひと夏に一度、沢登りができるという幸せheart01
丹沢の尾根道は暑くて夏には登ろうとは思えないが、こうして日帰りできる沢が山ほどあり、丹沢って四季を通して楽しめる素晴らしい山域だ。
今回のセドの沢は、びしょ濡れになるほど水を浴びなくて済んだこともあって、ガタガタ寒いということはなかった。小滝などは気持ち良く登れ、大滝などでは緊張し、サガミジョウロウホトトギスという絶滅危惧種の花にも出会え、楽しみの多い沢だったなぁ。
ちなみにヒルはいなかった。
本当はシーズン中に何度か登れれば、登攀力やザイルワークも多少上達するのだろうが、万年初心者を脱っせない^^;
皆さんにご迷惑をお掛けしつつも、また来年参加できたらいいなぁ。

※志水ガイドの1日沢登りガイド料 ¥15000

   



      

甲斐駒ヶ岳&摩利支天 <黒戸尾根日帰り>

9月最初の山行は、南アルプス甲斐駒ヶ岳2967mに登った。
先日の富士山御殿場口ルートの記事で、塔ノ岳さんが「黒戸尾根より御殿場口が厳しい。」と言っていたので、それなら運転距離も短めで行き易いので、試しに行ってみようと行動に移したのだ。

黒戸尾根は2006年の10月に、以前所属していた‘横浜こぶしの会’という山岳会の先輩の慰霊山行で仲間と登った1回きりだ。あの時は1泊2日で七丈小屋に泊まったけれど、梯子や鎖が多くて大変なルートだというイメージだった。それに山キャリアの長い、40代前半の先輩が単独で入って亡くなってしまったルートなだけに特別な緊張感があるのだ。

8月31日(火)は母の退院で朝からお昼まで付き添った。午後には夏の終わりを海の家で楽しんだ。ゆっくり過ごそうかと思ったけれど、海でお昼寝をさせてもらったこともあり元気だったので、急遽車を走らせることにした。
黒戸尾根の登山口には、白州観光キャンプ場尾白・竹宇駒ヶ岳神社の入口でもある無料駐車場と、きちんとしたトイレがある。
9月1日(水)深夜1時頃到着rvcar 車は6~7台程度の駐車でガラガラだった。直ぐに入眠sleepy
起床4時clock

【コースタイム】
往路:竹宇駒ヶ岳神社駐車場05.00→横手・白須分岐06:04→刀利天狗07:05/07:13→五合目07:34→七丈第一小屋08:03/08:05→八合目08:35/08:45→甲斐駒ヶ岳山頂09:22/09:35→摩利支天09:52
復路:摩利支天09:57→駒津峯経由北沢峠・駒ヶ岳・黒戸尾根分岐10:24→八合目10:51→七丈小屋11:16/11:21→五合目11:45→刀利天狗12:05→横手・白須分岐12:41→竹宇駒ヶ岳神社駐車場13:30

御殿場口からの富士山頂の方がコースタイム的には短かったが、内容的には黒戸尾根の方が断然登る楽しさがあり、これからも登ってみたいと思えるが、御殿場ルートは極力避けたいというのが明確な感想だ。

駐車場から林道を少々歩くとキャンプ場、そして駒ヶ岳神社と続く。神社でお参りを済ませ、美しい沢にかかる吊り橋を渡ると登山道に入る。
この時期、5時でも北東谷となる黒戸尾根側は暗くて写真は真っ黒だ。008
ようやくブレずに撮れた写真は、もう尾白・白須分岐も過ぎ、低い笹に囲まれた樹林帯。
最近は、九十九折りの道でも急登を登ることが多かったので、ここの登りは緩いし、足元も良いし、とても登り易かった。ダラダラ長いというイメージ。
走れる人ならちょうどいい具合のRUNができそうだが、私は登り傾斜がつくとRUNができないのだdespair 筋力不足かな。

133

刃渡り
両側がスパッと切れ落ちているので、落ちたらサヨナラ。
ガスっていて周囲が見えないので、高度感をあまり感じない。

016

そうそう、こういう鎖場が初めて登った時の印象に残っているのだ。

018

刀利天狗 2049m
ここでゆっくりめの休憩を入れる。
腕時計を忘れたことに気づき、携帯電話で時間チェックだ。
あら、docomo圏内だ。

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時期のものか、ルートがそうなのか、花は少ない。

022
やたらあちらこちらに石碑や祠がある。
霧の中でなんかちょっと怖~いムード。

023

これ、今から登るという状態で撮った写真。まるで下りのように見える。
初めてこんな梯子に出会った時には「うわ~大変だぁ。」と思ったものだが、私にとっては大崩山の鉄梯子の方がよっぽど緊張するものだったので、これだけ足場のしっかりした梯子なら快適だ。
黒戸尾根はこうした梯子が複数出てくる。ザックが重いと負担は大きくなる。

026
七丈第一小屋
ガスっぽい中を歩いてきたが、雲の上に出ると快晴だったsun
前回はここで宿泊したのだ。
登り途中でご主人が荷揚げのための下山途中だった。挨拶したけれど、無視されてしまったsweat02028

小屋の前に水が流れており、缶ジュース?が冷やされていた。
上にこの水が飲用できるという分析表が標示されていた。033

こちら、第一小屋から直ぐ隣にある、七丈第二小屋。
その横に梯子がかかっており、ここが登山道だ。034

そしてキャンプ場。段々に登山道沿いに上の方まである。キレイではあるが、トイレまでが遠いい。
今日は1張しかなかった。ここに不要な荷物をデポして甲斐駒ヶ岳山頂を目指す人も多いだろう。

036
キャンプ場を過ぎてから間もなく展望が開ける。雲海が厚いcloud

037   

八合目まではこうして木々豊かな樹林帯がメイン。

041

おお、いよいよ甲斐駒ヶ岳が大きく見えてきた。 まだ遠い。高い。

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八合目
お腹が空いたのでしっかり食べて飲むbread
今日は登山とトレイルランのどちらかわからないような中途半端な服装と装備であった。
長いこのルートを全て歩きで行けば時間的に厳しい。かといって、事故があったら自力で耐える装備も持ちたいし…
この辺の決断がまだまだ甘いのだ。046

岩にちゃんと足場があるけれど、鎖があれば尚安心。
そしてこの鎖の下には『結婚記念』とあって、お二人の名前と、‘北アルプス、南アルプス全山縦走’と書いてあったような。
それが新婚旅行?だったら素敵だなぁheart01048

この鎖が前回もそうだったように、一番緊張した。
わかりずらいだろうが、ここも落ちたら絶対いけない場所。そしてどうしても腕力が必要な場所。鎖の垂れている横の岩に体重移動させなければならない。このたった1回の引きつけが辛いのだbearing 男の人にはわからないだろうな。

050

こうした鎖場は長くても、足さえきっちり置いていけば、腕力はほとんど必要ないので問題なし。

052
これは摩利支天の後ろに北岳。

055_2

大きな岩の芸術は多数あり。056

高度感と山の威厳が感じられる好きな写真。
遠く遠くに富士山の頭が見えている。

061ガレ場のような足元が山頂まで続く。

062
山頂直下にある神社?
ここまで来ると途端に登山者が増える。
北沢峠からの登山者が圧倒的に多い。064

甲斐駒ヶ岳 2967m山頂

社にはわらじが幾つもぶら下げてある。143

こちらは山頂の標識。左後ろに小さく富士山。少し前までもっとしっかり見えていたのに雲が出てきてしまった。068141

いつかは歩いてみたい鋸山への縦走路。

北岳から続く白峰三山方向。

144

南アルプス連山をパノラマ撮影camera 072

予定より時間が早かったので、摩利支天にも行くことにした。
ただ、尾根づたいに行けるものと思っていたら、北沢峠方向に結構下りてから登り返さなければならなかった。
しかも足元が富士山のように砂礫。ただし、砂礫が白いからなんとなく気分は明るかったけどhappy01073

摩利支天山頂 だ~れもいない。

078…と思ったら、一羽の鳥が行ったり来たり。
松本さん、これは立山で見たイワヒバリですよね?146

8月に登った、女王の仙丈岳。
甲斐駒の岩と砂礫、梯子、鎖場の山に比べると、まさに仙丈は女性的な山だったなぁ。

076

富士山の方向。
広い山頂で雲がなければ展望も素晴らしいだろうに。074

摩利支天から見上げた甲斐駒ヶ岳。
こんなに下りてきちゃったよ~。登り返さないと黒戸尾根に戻れない。はぁ~っdash辛いsweat01084

こんな白い砂礫のトラバース斜面をズリズリしながら戻る。

086

あとは、元来た道を戻るだけなので気が軽い。087

ぼちぼち紅葉の兆し。

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赤い実、黒い実の木があった。097093    
   

わずかに咲く花達。

095帰りに七丈小屋のトイレtoiletをお借りしました。外観同様キレイで洋式、便座カバーまでしてあった。もちろんボットン仕様だけれど臭くない。無愛想なオジサンだけれど、仕事が丁寧で素晴らしい。099

大岩の上に石碑と、その周囲にピンクの小花が咲いていた。

088

114 105 104 103 101

102_2

苔に覆われた登山道がしばらく続き…110116

低い笹が増える。

121

乾いた道に枯葉。122

掘れた道になる。
‘熊注意’の看板を幾つか目にしたが、鈴をまたもや忘れたし、先が見えないと出遭い頭の事故が怖いので歌を歌うnotes124 125    

まだ緑色だけれど、いが栗は秋だよね、やっぱり。
手の上に載せるだけで痛い!

ちょっと変わった花だなーと思って。
標高の低い所で咲いていた。

127


竹宇駒ヶ岳神社に渡る吊り橋の上から撮影。
清流が美しい。
それにしても水遊びに来ているファミリー、カップルの多いことsign01
登山をしてきた私の汗臭い、汚らしい、やつれた雰囲気とはエライ違いで、すれ違うのも恥ずかしかった。130

竹宇駒ヶ岳神社で、無事下山のお礼を言って駐車場へ向う。

131

駐車場はまだまだ10台以上空いているスペースはあったものの、朝とはえらい違いだ。

この駐車場の前にある『おじろ』という売店で、カキ氷を食べた。う~ん、富士山大石茶屋で食べた方が氷が繊細で柔らかで美味しかったなぁ。
でも、ここのおばさんが、地元の黄緑色をした皮まで食べられるブドウをサービスしてくれた。これが甘くてとーっても美味しかった。ごちそうさまでしたhappy01 148

そのおばさんから、直ぐ近くの日帰り入浴施設である尾白は水曜日が定休日だと教えてもらった。ガッカリdash
そこでナビで検索して、薮ノ湯(みはらしの湯)というところへ14分かけて行ったが、そちらもなんと定休日だったshock
そして中央道に乗るまでの間の温泉を探しながら向うと、地図にはなかったこの‘むかわの湯spa’に出会う。

隣にデイサービスなどを併設している広い施設だった。
鉱泉で塩気が強い感じ。色々な浴槽があり、広々している。休憩室も広く快適だった。北杜市在住者以外は¥700

甲斐駒ヶ岳、黒戸尾根。変化があって登って楽しい山だ。そして眺望も良く、高度感も感じられる。岩や梯子、鎖場以外においてはとても歩き易い。トレイルランもしやすいと感じた。ただ、私が走れたのはほんの一部だ。道が悪いのではなく、長距離で疲れてしまったsweat01 摩利支天がちょっと余分だったかもしれないが、でも人もおらずに静かで気持ち良かった。
以前はここを日帰りしようとは考えもしなかったので、無理をしない範囲でやってみて、できるもんだなぁと納得。塔ノ岳さんに感謝である。ありがとーclover

途中、源馬さんが滑落死された場所、そして2006年に置いてきたはずの石碑?を探したが、場所は覚えていたが石碑は見当たらなかった。
あの事故以来、どんな場所でも人は死んでしまう可能性があるんだと山に入る度に思い出す。今回は特別にずーっとそんなことや思い出を振り返りながらの山行だった。

私も山が大好きだけれど、山には生きるために登っている。
山が好きだから死ぬのなら山で…とは思っていない。特に今は絶対に命を落とすわけにはいかないので、先輩の教訓を胸に、ひとつひとつの山を丁寧に登って行きたいと思う。

 

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